セララベル基礎知識

4. 耐久性に優れたラベル

アルミラベル アルミラベル

通常の環境で長時間の管理用銘板として使いたいという用途が、実は特殊バーコードラベルでは最も多い用途です。

紙ラベルやプラスチックラベルは、屋外の太陽光や風雨に晒される環境では、ラベルの寿命は永くありません。さらにラベル表面が擦られたり、物が当たるような使用環境では、機械的な強度が劣る紙やプラスチックは使えません。この場合、アルミラベルやセララベルSLが使用されています。

アルミラベルは、アルマイト技術と写真技術を応用して、バーコードパターンを形成させたラベルです。アルマイト技術は、アルミ基板の表面に陽極酸化法により、宝石のルビーと同じ組成で強度に優れたアルマイト膜を作り、このアルマイト膜の中にバーコードパターンを形成させたものです。機械的な強度と、屋外で 15年以上の耐久性を備えています。

これらのラベルは、倉庫や工場間で部品をやり取りするコンテナの管理に使われるのが一般的ですが、興味ある用途としては次のような例が挙げられます。

米国カリフォルニアでは、個々の電柱や、その上に載った電源トランスにこの種のラベルを付けて、設置年等の履歴はもちろん電信柱に繋がっている配線先の情報の管理などに使われています。

大変ユニークな用途では、米国のある大学で検討されている、ハイウエーの膨大な数の表示板の管理です。
これらの数は膨大であり、ほとんど管理らしい管理は行われていないのが現状です。すべての表示板に認識票を付けて、走る車から読み取りながら、併せて人工衛星を使ったGPSシステムで掲示板の位置情報も自動的にコンピュータに登録しようとする大変壮大なプロジェクトです。
走る自動車から読み取るために、数十センチの大型のセララベルSLで現在技術評価がされています。

また、あるビールメーカーでは、生ビールの樽にセララベルSLを付けて、個々の樽を個別管理する使い方を実行しています。従来は、ステンレス板に番号を刻印したタグを取り付けていましたが、ビールの樽は百万個近くもあり、しかも20年近く継続して使われるために、個々の樽の管理は大変困難でしたが、このバーコードで自動的にできるようになりました。

また、電車は決められた期間毎に分解されて、すべての部品が検査されて再度組み立てられますが、その際に部品の過去の履歴や洗浄を克明に管理することが求められます。
現状では、ノートに手書きで管理する方法しか手段がありませんでした。これをコンピュータ化するには、各部品のバーコード化が必須ですが、長期間使えてしかも過激な衝撃に耐えるバーコードラベルが無くては実現できませんでしたが、セララベルSLでこれが初実用化されました。

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